新世界 老舗のたこ焼き「かんかん」 お店の歴史についてインタビュー
創業22年(2001年創業)たこ焼き屋 かんかんさん
オーナーの田中さんにインタビューさせていただきました。
食べログでも認定店になって、関ジャニやなにわ男子や、芸人さんなど
有名な芸能人の方も来て、テレビの取材も受けるような人気店。
土日は行列が長蛇の列になるくらい並んでいます。
今回は、そんなカンカンさんに今までの歴史について語っていただきました。
Q たこ焼き屋を始められたきっかけは?
長年、新世界というのは、
極端な話は、怖いと言われていた街です。
20年前は、フェスティバルゲートというちょっと遊ぶような場所があって、若者が少しずつですが増えてた。
今までの暗いイメージから変わりつつあるなと感じました。
大阪の代表でもある「たこ焼き屋」が一個も無い状態でした。
それなら、新世界でいっぺんやってみるかというのがきっかけ。
ちょうど、新世界で叔母さんのところが新世界で商売をしていたのを引き継ぐような形になりました。
お陰様で、ここら辺も変わってきて、
今じゃ修学旅行生の女の子の集団が平気で食べて遊んでという街になってる。
自分としては間違ってなかったのかなと思います。
Q 初めた当初、たこ焼き屋が1件もないと軌道に乗るまで厳しかったですか?
新世界は、串カツとか焼き鳥とかそれらしいものがあった。
その中でなんで「たこ焼き」やねんという空気があった。
でも、新世界の町もだんだん変わっていってます。
もともと、芝居小屋がなくなって映画館に変わりつつあった。
今度はそこがパチンコ屋になって、パチンコ屋が串カツ屋に変わった、だから、街も徐々に変わりつつある。
たこ焼き屋も、何もなかった時代から今や20軒以上になっています。
Q 元々、たこ焼き屋をやられていたんですか?
元は、別の仕事をやっていました。
当時、阪神淡路大震災で仕事どころじゃなかったんですが、それがある程度目処が立ってきた時に
久しぶりに街に来た時によし、ここでたこ焼き屋をやっていこうということで
50歳くらいの時にスタートしました。
Q 実際に始めた時はどんな感じでしたか?
始めたのは、2001年です。
1年2年経ってみなさんが、クチコミというのはありがたいもので、お客さんの数が増えてきた。
始めた時は、忙しいという感じではなくて3、4年経った2004年くらいからやっと軌道に乗ってきました。
自分では辛抱してきたなとは思う。
この辺の周りも新しくなってきて、若者が入ってきて家族が入りやすい店構えの街が多くなってきた。
そんな中である程度、つまんでみようかというたこ焼きが受けた。
Q 取材も受けて、芸能人も来られる人気店になったきっかけはありますか?
2008年頃にシャンプーハットでテレビで取材からいろんな取材を受けたり、さんまさんからドラマで使いたいと言われるようになりました。
そこから、食べログの認定ステッカーをもらってドッと人が増えました。
これがその当時、食べログさんからもらった認定ステッカーです。
食べログのステッカーは当時もらえるのは、登録店の3%くらいしかったなかったらしく、更に爆発的にクチコミが増えてきました。
Q お店のこだわりはありますか?
実は、うちはたこ焼きは、一種類しかなくてソースのみなんです。
天かすをいくつもブレンドさせたりとか工夫はしてますが、
ほんまにたこ焼きらしいのを味わって欲しくて。
(感想)
新世界での初めてのたこ焼き屋「かんかん」さん。
有名店であるにも関わらず、気さくで優しい店主田中さんでした。
最初は地元の人からスタートした、口コミがどんどん膨らみ
テレビの取材をいくつも受け、芸能人の方がプライベートでもこられるような人気店に。
食べログでも認定点になられたことで爆発的に広がったようです。
かんかんさんは、誰もが知っている人気店ですがそこに至るまで、
地元の人たちや常連さんに支えられてこそ、辛抱強く頑張ってこられたのこと
そのエピソードはこちらから⬇
https://kurashi-net.hatenablog.com/entry/2023/06/13/173621
かんかんさんのお店のメニューは、たこ焼き(ソース味)1点のみ。
実際に食べたたこ焼き屋フワフワのトロトロで、とても美味しいです。
これぞ大阪の「たこ焼き」という感じです。
新世界に来られたら、ぜひ、一度味わって見てください!