新世界市場の過去、現在、未来を新世界市場会長にインタビュー
本日は、100年以上続いている新世界市場に取材に来させていただきました!
現在の新世界市場の会長を務めておられるミヤウラさんに
新世界市場の歴史についてインタビューいたしました。
会長が営んでおられるミヤウラは、
店内はまるで昭和時代そのままを再現したかのようで、昭和レトロな食器からプロも満足する調理器具、掃除用具、から年代物まで、見ているだけでもわくわくするような品々が所狭しと並んでいます。
Q 新世界市場は、昔はどういう市場だったのですか?
新世界市場は、100年以上続いていて
私もミヤウラの店主ですが3代目です。
昔は、市場なので、八百屋、魚屋、肉屋、果物屋がたくさんあって
近隣にお住まいの方が日用品や食料品を購入する場所として利用していました。
「新世界市場」は地元住民にとって身近な存在として、愛され続けていました。
新世界の飲食店の人たちも仕入れでよく来てくれて賑わってました。
昔は、人通りが多くて自転車なんか、走るのもとんでもない場所でした。
Q 新世界市場は、現在、どんな状況ですか?
現在、休業されているお店は高齢化が進んで営業を続けるのが難しい状態です。
ただ、実は、権兵衛さんや、ピザ屋さんなど
お店は、2−3年で新しいお店も出店してきています。
ピザ屋さんのところは、息子さんが地元に帰ってきてスタートしてくれました。
屋台を出してくれているところも増えてきています。
お客さんは、観光客が多いです。
最近では、感染症も落ち着いてきて、他国、他府県からも新世界の街に来て頂けるようになっています。
新世界市場のことは、もし知らない人がいるのであれば、来たことない人が居れば、楽しんでもらえたら嬉しいです。
ネットを通して知ってもらえているのか、
若い世代のお客さんも少しずつ増えています。
平日も外国人観光客以外に
地元のお客さんが結構増えてきていて、リピーターも増えてきているみたいです。
うちのヒロコダスイッチも結構、評判で週末はひっきりなしに遊んでもらってます。笑
テレビを見るだけだったものが、実際にやるのは嬉しいなと言ってくれてます。
ミヤウラは、荒物、金物や生活用品を扱っているんですが、
今は、観光客の外国の方に、瀬戸物や食器類が人気です。
それ以外にも、うちの奥さん(ヒロコさん)が手作りで商品を作ってくれているものもあります。
ヒロコダスイッチも、奥さんが作ってくれました。
Q 新世界市場の会長として、市場に対しては将来はどのようなビジョンをお持ちですか?
将来のことを考えるにしても、私自身が60歳代なんですが、
市場組合の中では、その私が一番下の方。
世代交代ではないが、どんどん若い人とも一緒に盛り上げていきたいです。
コロナ禍の前まで開催していた土日の週末に行うフリマ(Wマーケット)や
2022年の10月からスタートした屋台事業を考えてくれたのも、若い世代の人が企画してくれてやっている。
今、4軒屋台があるが、さらに4軒今後増やしていく予定です。
屋台の何件かは雑誌でも紹介されて、ネットでも特集されて、
個人の人がインスタでも撮影してくれて拡散しています。
Wマーケットで、出店していたお店が市場の入り口で新規出店してくれたお店もあります。
ドラゴンカフェ
https://www.shinsekai-ichiba.com/dragoncoffee
市場全体は、昭和の雰囲気があると行って、結構好評です。
過去に開催していたWマーケットの主催者も、この雰囲気が好きで是非、やりたいということでやってくれました。
この昭和の雰囲気を壊さずにやっていきたいと考えています。
屋台だけでなく、
シャッターを開けて実際にお店をやっていけるところが増えて
根付いていってもらえたら嬉しいです。
店名 :ミヤウラ
営業時間:9:30-17:00
電話番号:06-6641-4479
定休日 :木曜日
(写真提供:新世界情報ブログ)