日常に埋もれる町おこし?新世界での「町おこしの原点」とは
今回は、新世界連合会近藤会長に「町おこしの原点」について伺いました!
Q 新世界では、町おこしや町のイメージアップでいろんな活動を昔からされてこられたと思いますが、町おこしで意識していらっしゃることはありますか?
町おこしで原点とも言える大切なことは、町の中で日常で埋もれている情報や。
わかりやすい話が「TWO通天閣」
(スパワールド世界の大温泉の北側階段で通天閣が2つ撮れる撮影スポット)
これも発見したのは、日常の中。
新世界のお好み焼き屋に写真が飾ってあってん。
新聞社のアマチュア写真コンクールで佳作かなんかとったやつ。
それを、お客さんがカメラマンやったから譲ってもらった。
これは面白い写真やなと。
どこで撮るんですかと聞いて、教えてもろて。実際通天閣を撮りました。
それがとても良かったので
「ここで埋もれているの勿体ないな」となりました。
これって新聞とかに伝えたら
面白い写真スポットとしてできないか。と思って
新聞社の方に伝えたら
ぜひ、取材させて欲しいということで何件か取材をしてもらいました。
そしたら、どんどん話題になって、
テレビのバラエティ番組やオープニングあった。
大阪版の番組で最初のオープニングで
僕があの写真を紹介するシーンから始まってんねん。
こんな風に埋もれている情報って山ほどあんねん。
もっというたら、「面白い」と感じるかどうかの「感性」の問題。
お好み焼き屋さんでも、店に貼ってるところまではやってる。
でも、「もっとPRできる」と、話を膨らませる。
町おこしって、何かを「0」から全部考えているわけではないねん。
元々「何か」があるねん。
日常のものを「これ」って面白いよねと
世間にアピールすると、凄い効果があったりする。
Q 他にも、日常に埋もれる町の魅力を発見したエピソードはありますか?
もう一つは、「レイコーあります。」というポスター
あれも私が作ったんです。
今では、レイコーなんか死語。
レイコーは、元々業務用語やった、
アイスなんとかってメニューがいっぱいあるから間違えないようにレイコーって呼ぶようになった。
いつしかお客さんでも使うようになった。
冷やし中華はじめました。
と同じノリやな。
最初は喫茶店のママさんが、
「元々、レイコーあるのに何故、わざわざ?」
と疑問に思ってたようです。
それが、実際にやってみてこう言ってきはってん。
「近藤くんよかったわぁ。このポスターを元に話が膨らんで会話ができて、盛り上がってんて」
このレイコーのポスターも、マスコミが、取材入ってどんどんいろんなところに載った。
この話題も、新聞やマスコミみんな掲載された。
(引用:産経新聞 https://www.sankei.com/article/20200121-FQTJVL7P7ZIF3KAKSJRFWN22YI/)
アイデアや、当たり前のことは我々にとっては日常
町おこしをするときは、そういう埋もれている当たり前の情報を探している。
地元の人からしたら、当たり前の話なんやけど、外部の人からしたらなんじゃこれっていうのがめっちゃ多い。
そういう、町にある本来あるものをを打ち出していくことを町の魅力やねん。
それが町おこしの原点やねん。
(写真提供:新世界情報ブログ)
<インタビューを通じて>
実は、町おこしって言うとイベントのイメージがありますが。
町の「日常」にある当たり前の中に、「面白い」と思える「何か」を見つける感性だと言うことを教えていただきました。
これは新世界だからできたことではなく、
どんな町おこしにでも言えることではないかと。
私も地元の日常の中の「面白さ」を探してみるところから始めようと思いました。