KurashiHistory

時空で語る新世界の魅力(奇跡を感じる新世界とは)

新世界のファッションデザイナー 高橋さんから見た「ツムテンカク」とは (1)

ツムテンカクとは〜「ご縁」が積み重なったイベント

ツムテンカクは、前の記事でも書かせていただきましたが、

ご縁から生まれ、色々な思いやご縁が積み重なって行ったイベントです。

 

当時、イベント事務局のメンバーでもあり、その後、新世界市場でアパレル店「なにわ小町」を営んでおられる高橋さんに、高橋さんの目線でのツムテンカクについてインタビューさせていただきました。


f:id:kurashi_net:20230611235259j:image

 

Q ツムテンカクのきっかけは?


通天閣」で展示会をしたことがきっかけなんです。


f:id:kurashi_net:20230611234048j:image

 

最初、15年以上前なんですけど自分が

、ファッションでデザインとか色々やってて、

建築デザイナー、空間デザイナー、ファッションデザイナー、とかたまたま横の繋がりとかあって、デザイナーユニット5人で立ち上げました。

 

普通は、作品を展示するだけなのですが、まず展示会を1回やって、

2回目を面白い場所でやりたいな意見を出し合いました。

 

そこで、次、おもしろい会場でやりたいなというのがきっかけです。

デザイナーグループのフラクタルの代表が通天閣に電話して、展望台の1番上で展示会を開催しました。

 

通天閣の上でできるってすごくないですか!?


f:id:kurashi_net:20230611234140j:image

 

それが、通天閣というかこの地域での関わりのきっかけです。

会期も2週間くらいやらせていただいたので、我々としては、メジャーなところできるし、空間全部デザインできるのが嬉しかったんです。

 

そこから、次回もやるとなった時に、町全体に

アートやデザインでイベントをやって、デザインやアートの楽しさを知ってもらいながらやりたいとなりました。

 

 

飲食店さんの方々とバルをやったり

神社に作品があるところにポンとあるみたいな。

周遊で、街全体を楽しんでもらう。


f:id:kurashi_net:20230611234436j:image



f:id:kurashi_net:20230611235152j:image

町の人たちも本当に協力的で

パッと街に入ってきて、どんな奴らかわからへんのに、快く受けれてくれて、

 

余計僕たちも街を好きになっていきました。

むちゃくちゃ盛り上がってたんですよ。


Q 運営者の方々が特徴的というお話をお聞きしましたがどのような人が運営に携わっていたのですか?

 

実行委員が「クリエイターばかり」という異色の構成でした。


f:id:kurashi_net:20230611235051j:image

(ツムテンカク:公式サイトhttp://tsumutenkaku.com/2013/topics/committee)

実行委員も10人くらい、そこからどんどん広がって広がって凄いことになったんですけど。

もうデザイナーとかアーティストだけで実行委員会が構成されてるってなかなかいてないですよね?

 

ほんまにそれだけでやってしまうみたいな。

 

普通は、実行委員会とか、運営とかディレクターみたいな、人絶対いてますもんね。

それがおらんって言うね。(笑)

 

学生ボランティアもたくさんいてました。

結構ボランティア担当僕してたんで説明会とかしたりとか、学生の子とかも動けるんで結構一体となってやってました。

 

運営側だった、デザイナーやクリエイターの方々は、今でも有名で第一線で活躍されている方もいらっしゃいます。

 

僕は、ツムテンカクは、ほんまにすごいと思ってて、

 

確かにこのときから流れが変わったのを実感してるんすよ。


f:id:kurashi_net:20230705134611j:image


Q ツムテンカクの広がりのすごさは?

 

これ実行委員会も、5人で始めたのですが、

僕自身も、運営メンバーをやりながらすごい経験させていただきました。

 

観光地なので、来場者の多さはあったんですが、関係者だけでいっぱいいてますし、スタッフだけでも1000人くらい。(ボランティア含む)

 

もうその人達が来て街全体を使ってイベントをするってすごくないですか。

それだけの人数で街が一体となる感じです。

 

通天閣での展示会は、展望台使ってましたが

さらに次の年はクオリティー上げようと、空間デザインでインスタレーションして視感を使ったものが空間デザイン特別賞みたいなのをいただ来ました。

 

その後、新世界との繋がりができて、その視感を使ったモニュメントみたいなのをするときにここ(現在のなにわ小町の店舗)を作業場で使わせていただいたんですよ。



Q 現在運営されるなにわ小町に入るきっかけは?

 

現在のなにわ小町の店舗は、最初は空き店舗なってたました。

 

それも、近藤さんに紹介してもらったので、なにわ小町の店舗を作業場として使わせてもらってたんですよ。

 

事務局として、準備の際に利用したり、会議じゃないときはそこは作業場になってたんですよ。

 

 

これだけ、新世界の町に関わってやらせてもらって、今後も何かずっと関わりを持てたらいいなぁみたいながありました。

そこに、母親がちょうど60歳のタイミングで何か店やりたがってたんですよ。

 

それで、なにわ小町が始まったのが、2012年です。

 

<インタビューを通じて>

文字では熱量が伝えられませんが、高橋さんの人生を間違えなく変えたと思われるツムテンカク

 

集まってきたメンバーの質もさるところながら

このイベントを通じて、高橋さんの人生が大きく変わっていく転換点になっているのが本当に面白いです。次の記事でそのポイントをより深堀りしていきます!