新世界のジャズレーベル 澤野工房物語 後日談 〜音楽への「思い」〜
「澤野工房」さんのインタビュー第三弾!
今回は澤野さんの音楽に対しての「思い」についてインタビューさせていただきました!
Q ジャズってどこから聴けばいいでしょうか?
興味さえ持ってくれたら、どこから聞いてもらってもいいと思います。
ジャズを通して、ちょっとでも、深みにハマってくれたら面白いものがいっぱいあります。
そこで僕らは、「ごっつい幸せな思い」を味わってきたからこそ、それを伝えていきたいなと思っています。
Q 「足の裏で音楽を聞く」とは書籍で語られていましたが、音に対してのこだわりはありますか?
「音は浴びる」ものだと思います。
それは本当に体感して欲しい。
正直な思いですが、僕は、音を浴びて育ってきたので、ヘッドホンの音を聞いてるのは違うなと思ってしまうことがあります。
確かに聞こえるけど、「体が震えてない」。
わかりやすく言ったら、
「ライブで聞く音楽」って違うでしょ?
音楽って本当は、頭の毛の先から、足の裏まで、体全部で聞いてる。
ヘットフォンやイヤホンで音楽を聞いてると言ってる。
その音でええの?って言いたい。
知り合いの話で面白い話があったんですが。
おじいちゃんが、レコード、オーディオを買って音楽を聞いている。
孫は、サブスクで音楽を聞いている。
孫に、聞いて欲しいから
「なんでもっといい音聞かないの?」
と孫に聞いた。
孫の返事は
「お風呂入る時に、銭湯にわざわざ行かなあかんのか?
銭湯行かなくても、家に水道ひねったすぐにお風呂に入れる」
今の時代は、部屋入ったら何もなくてもいい。
ってミニマリスト言われる人もいる。
我々の世代は、「もの」と育ってきた。
「持ってる楽しさ」
もあるのを伝えたいし、形として残したいと思う。
だから、「パッケージ」にこだわっています。
自分の好きな装置で聴けたらそれはそれで豊かかなと思います。
Q 是非、音を浴びる体験をしてみたいのですが、ジャズ喫茶について、今後の予定は?
本当に、「いい音」で聞くってのは、体験してもらいたいです。
一応、具体的な計画も進んでいます。
ソフトやオーディオも揃って居るので、
まだ、オープンにできませんが、必ずやりたいとは思っています。
もう少しすればできるのかなと思っています。
「神様がタイミングがまだ」かなと言われいるだけだと思うのでタイミングが来たときにオープンします。
〜インタビューを通じて〜
澤野さんは、本当に音楽を通じて「幸せ」になったという実体験があるからこそ、その心地良さを味わってほしい。
澤野さんは、誰よりも、無邪気に音楽を楽しんでいる人だということが分りました。
そんな人生み出す音楽だからこそ、視聴もせず買うお客さんがたくさんいるんだと思います。
『澤野工房物語 ~下駄屋が始めたジャズ・レーベル、大阪・新世界から世界へ ~』(DUBOOKS)
www.jazz-sawano.com
https://diskunion.net/dubooks/
澤野さんのCDを是非、聞いてみたいという方はこちら!